NEMBRINI AUDIO BST100 V2 プラグイン レビュー
NEMBRINI AUDIO のプラグイン BST100 V2をレビューします。
SOLDANO SLO-100のプラグインです。クリーン、クランチ、ドライブ、どれもいい音が出せて使いやすいプラグインでした!
NEMBRINI AUDIO BST100 V2 デモ音源
NEMBRINI AUDIO BST100 V2プラグインを使用してデモ音源を作成しました。
ギターはダイレクトにPCインターフェイスで録音し、インサートエフェクトでアンプシミュレータをかけています。
NEMBRINI AUDIO BST100 V2プラグインの構成
NEMBRINI AUDIO BST100 V2 は下記の構成となっています。
各セクションの音と操作の印象
アンプセクション
NEMBRINI AUDIOのプラグインは、先日レビューしたDUAL CALIも同様でしたが、実機アンプそのままです。今回のBST100 V2でもアンプのチャンネルはCLEAN/CRUNCHの2チャンネルに加え、それぞれのチャンネルでNORMAL/BOOSTを選ぶことができるため、音色としては4チャンネルに近い構成となっています。
Cleanチャンネル
結構太い音の印象です。 NORMALだと全く歪みのない音が出ます。EQのきき方が想像通りでコントロールしやすいです。太い艶のある音という印象ですね。BOOSTにすると結構ダーティな歪み方をします。
CRUNCHチャンネル
低音から高音まで全部がバランスよく歪む感じです。この辺りなんとなく古めなアンプの感じがあります。低音のタイトさというかアタックみたいなものは低域が歪むのであまりでない感じですが、歪み方が細かく低音がより太くなるような印象があります。NORMAL時のクランチがかなりいい感じですね。またNORMAL/BOOSTで音色自体はあまり変化せず歪みが増す感じです。パワー段の歪みみたいなものはあまりない印象で、MASTERを全開にしても絞っても歪みの感じは変わりません。
キャビネット/マイクシミュレータ
一つのキャビネットにマイクを2本+アンビエンスのマイクシミュレートがあります。DUAL CALIはキャビネットシミュレータよりもIRを使う方が断然良かったですが、このBST100 V2はキャビネットシミュレータと非常に相性が良いです。特にSOLDANOのキャビネットシミュレータの"SLD 4x12 LEGEMD"が歪みの音とかなり相性がいいです。そしてMarshallのキャビネットの"MRH 4x12 G12"もBST100と相性が良く、こちらはクリーン/クランチで使用するとアンプで抑えめな高域がよく出てきて非常に扱いやすい音が出せました。
IRローダー
DUAL CALIと同様のIRローダーでBST100でも3つのIRを合成可能でした。今回のデモではIRは使用せずでした。
その他
入出力レベル、高域低域のフィルタ、ゲートがあります。NEMBRINI AUDIOのその他のプラグインと同様であると思います。CLEANERセクション(フィルターエフェクト)が「あと一味」という時になかなか使いやすいです。今回「ちょっと高域がきつい」という時にHARSHを少しあげて使いました。いい感じにマイルドになります。
全体の所感、まとめ
SOLDANOというと、最近のモダンメタル界隈で使う人を全然見ない気がしました。やはり80-90年代のギターソロに定評のあるプレイヤーが使っていた印象が強いので、どうかな〜?と思ったのですが、なかなか良いですね!クリーンとクランチがすごくいい音が出ます。全然モダンメタルもいける感じがしました。中高域が非常にクリアでかなりコードの分離感が感じられます!歪ませた時の低音の出方はやっぱりなんか80年代HR/HMっぽいですが、その分オーソドックスなメタルなどには向いている気がします!それにしてもNEMBRINI AUDIOのプラグインはなんだかいいですね。素直な音というか。SOLDANOの実機は弾いたことなかったのですが、実機レビューの動画を見ると同じようなニュアンスを感じました。DUAL CALIもそうですが、実際のアンプにかなり近いのではないでしょうか。
↓公式HP
BST100 V2 Super Overdrive Guitar Amplifierwww.nembriniaudio.com