ギター_メタル_stratakkブログ

ギター、音楽関連の趣味の話題を扱います。

ギターピックレビュー

少し前ではありますが、ピッキングフォームを完全にイチから修正し始めた時に、慣れないフォームのために初心者練習フレーズしか弾けなくなりました。しかしピックをそれまで使ってきたものから変えたところ、それだけでかなり弾きやすくなりました。以前は「どれ使っても別に大して変わらない」と思っていたのですが、この時ピックによるひき心地に非常に敏感になっており、ピックに対する感想が物によってかなり違う印象を持つことができました。その時にいくつかピックの種類を試しましたので、それらをレビューしたいと思います。皆様の購入/検討の参考になればと思います。

今回試したピック

Ibanez

Ibanez Paul Gilbertピック

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Ibanez Paul Gilbert ピック

ギターを始めてHR/HMしか弾いてなかった時に愛用していました。大きさや、タッチも良く早弾きにもパワーコードにも良いです。写真の赤と黒ですが、微妙に形が違います。黒の方が先端が赤よりも丸いです。結構ピッキングのタッチが違います。個人的には赤の方がアタックがうまくでて弾きやすいと思いました。この他にもいくつか色ありますが、微妙に違うかも?柄による形状の差かもしれません。とにかく結構違いますので、購入時は色の注意必要です。フォーム修正後もこのピックはそこそこ弾きやすく感じました。

Ibanez Steve Vaiピック

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Ibanez Steve Vai ピック

ピッキングフォーム変更前にメインで使っていました(=フォーム修正中にひきにくく感じたのもこれです。)当時ギターロックバンドを組んでいたため、コード主体で単音弾きをあまりしませんでした。そのためこれより前に使用していたポールピックよりもコードがひきやすいもので、単音も結構弾ける良い感じのがこれでした。よく削れて寿命がそこまで長くない印象ですが、削れることによるアタックが結構いい感じです。コード主体で弾く方にはかなりオススメです。逆に単音の早弾きには全く向いていない気がします。結構ヴァイのフルピッキングはパワー系な気がしますが、このピックのせいかもですね。

Jim Dunlop JAZZ IIIシリーズ

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JIm DUnlop JAZZ3 -1

左からノーマルJAZZ III, JAZZ III XL, ULTEX JAZZ III, ULTEX JAZZ III XLです。ピッキングフォーム修正中に、特にひきやすく感じたのがJAZZ IIIシリーズでした。

JAZZ III

定番のようですね。実は自分は「小さすぎる」という理由から使っていませんでした。フォーム修正中はとにかくJAZZ型がとてもひきやすく感じました。でもやっぱり小さいですね。厚みもあるのでアタックが結構丸い感じです。表面のモールドのおかげでグリップは結構良いです。

JAZZ III XL

自分にはやはりJAZZ IIIは小さすぎて、このJAZZ XLの方が良い大きさに感じました。厚さはJAZZ IIIと同じと思いますが、アタックがなんだか違う気がするんですよね。先端の形が違う?2つのピックを重ねて比べても同じに見えるんですけどね。何回弾いてもXLの方がノーマルJAZZ IIより少し丸いアタックの印象です。

ULTEX JAZZ III / ULTEX JAZZ III XL

こちらはJAZZ III/JAZZ III XLの素材違いです。この素材のULTEXですが。。。めっちゃいいです!とにかく弾きやすい!弦に当たった時の引っ掛かりみたいなものが他の素材に比べて「適切」です。滑るわけでも引っかかるわけでもなく本当に「ちょうど良い感じ」です。また巻き弦のアタック音(あくまで生音の話です)が良いです。感触もいい。また結構硬いので寿命も長いです。自分はULTEX JAZZ III XLをベースを弾くときのピックにしています。JAZZ III愛用の方は一度試すべきと思います。

TORTEX JAZZ III

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JIM DUNLOP TORTEX

左から TORTEX PITCHBLACK JAZZ III 1.0mm, 同1.14mm, TORTEX JAZZ III XL 1.0mm, 同1.14mmです。

TORTEX PITCHBLACK JAZZ III

こちらもJAZZ IIIの素材違いのようです。厚さが種類があります。1.0mm, 1.14mmはノーマルJAZZ IIIより薄いのでプレーン弦のヒット感がより良く、単音は弾きやすいと思います。1.0と1.14はそこまで差は感じませんでした。また、ノーマルJAZZ IIIよりも持つと気持ち大きく感じます。フラットで指の設置面積が大きいから?かわかりませんが(ピック自体の寸法は同じと思います)。「JAZZいいけど厚い」と感じる方にオススメです。ただノーマルJAZZより滑りやすいですね。

TORTEX JAZZ III XL

自分はXLサイズが良いのですが、上記Pitchblackは通常サイズしかないのでXLを選ぶとこちらになります。これはPitchblackに比べると先端の丸くヒット感が弱めです。巻き弦のアタック音も少しザラザラというか、抵抗が大きい感じです。こちらはTORTEXが好きで、もう少し尖った先端を、というユーザーに良いと思います。JAZZ IIIが好きな方にはPitchblackの方がオススメです。

ESP ULTEMピック

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ESP ULTEM

私が最終的に落ち着いたピックがこれです(厚さ1.2mm)。素材はDunlopのULTEXと同じようです。形はJAZZ XLに近いと思います。表面がツルツルしていて、弾き心地はULTEX JAZZ IIIよりもプレーン弦へのヒット感が多少弱い気がします。個人的には1.2mmがプレーン弦へのヒット感と巻き弦のアタック音がうまくバランスしていると感じました。またこのピックの特徴のもう一つとして「ESP」の印刷部がザラザラしていてグリップがめちゃいいです。そしてこの印刷自体がとても強く、ピックの先端が削れる以上に持ちます。ピックとしてのトータルの完成度が個人的にもっとも高いと感じました。しかしデメリットが一点あります。「ネット以外で見たことがない」。ESP直系の店舗以外ではまず在庫で置いてないように思います。勿体無い!すごいいいのに!!

その他ULTEM系

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その他ULTEX系ピック

結構各社出てるんですよねULTEM。まぁ普通にいいですよやっぱり。プレーン弦へのヒット感と巻き弦のアタック音のバランスが個人的にはULTEMが最高です。

FERNANDES ULTEM

FERNANDESはESP ULTEMと同じ弾き心地です。DUNLOP ULTEXと違いツルツルしています。ESPの方が滑りにくいので、フェルナンデスファン以外の方には私はESPを推します。

SCHECTER ULTEM

SCHECTERは表面が少しさらっとしていてDUNLOP ULTEXと同じ感触です。純粋に弾きやすさと巻き弦のアタック音で言えば、上記ESP ULTEMよりもSCHECTER ULTEMの方が良いです。しかしかなり滑りやすい。。。DUNLOPのULTEX JAZZは文字がモールドになっていてそれなりにグリップが効くのですが、SCHECTERはめっちゃ滑ります。印刷も普通で、ESPのように引っ掛かりません。ツルツル表面のFERNANDESの方が滑りにくいです。というか普通のどのピックよりも滑りやすいかもしれません。音もアタックもいいのに残念極まりないと個人的に感じたピックです。

その他試したもの

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その他試したもの
Jhon Petrucci JAZZ III

ジョンペトモデルです。これもULTEX素材です。形はJAZZ III XLを一回り小ぶりにした感じです。この大きさすごく良いです。かなり厚い(1.4mm)ですが、巻き弦のアタック音は試した中では一番よかったです。グリップも結構いい。厚みのあるピックが好きな方にはかなりオススメです。個人的にはこれの少し薄いやつがあれば最高だったかもと思いました。

HETFIELD BLACK FANG

こちらもULTEX素材のジェームズヘットフィールドモデルです。ULTEXなのですが、形のせいか普通のピックとあまり差異がないような?気がします。同じ厚さのTORTEX PITCHBLAXK JAZZ III1.14mmと比べると、なんだか安定しないというか。ペシペシしたアタックになる感じがしました。このピックはジェームズのように全てをダウンピッキングできるスラッシュ強者以外使ってはいけないのかもしれません。

MASTER 8 JAPAN INFINIX

世界初の新素材ピックのようです。表面の印刷がESPのULTEMと同様かなりざらついておりグリップが良好です。これの特徴はとにかく尖った先端です!とんでもない尖り方です。ここまで尖ると巻き弦への引っ掛かりが結構大きく音も「ジリジリ」いう高い音の感じです。かなり正確なピッキングができないと使いこなせないような気がします。高音フルピッキング主体のうまいシュレッダーのユーザーには良さそうに感じました。

まとめ

ピックを色々試す中で下記の傾向があることがわかりました。

厚さ
  • 厚いほどプレーン弦のヒット感が弱く弾きにくいが、巻き弦のアタック音が低くなる。
  • 薄いほどプレーン弦のヒット感が強く、弱い力で弾けるが、まき弦のアタック音が高くなり耳につく。
先端形状
  • 尖るほど少ない動作で弾くことができる=早く弾けるが、弦の引っ掛かりの抵抗が強く、弾くための力と持久力が必要になる。
  • 丸いほど弦の引っ掛かりが少なく抵抗感が弱く弾きやすいが、ピッキングの動作が大きくなり早く弾くのが難しくなる。

自分にあっているピックというのは上記のバランスの好みなものなのだと思います。あとは大きさ、グリップ感かなと。

今回はいわゆるロック/メタル向きのピック前提でしたが、アコギのストローク中心だったりする方に薄さが、またかなり音に影響する気がしますね。

今はネット購入で厚さも形も色々試せるので、ぜひ新しいより良いものをトライしてみると良いと思います。 ピック一つでかなり弾きやすくなり、それだけで上達が早まると思います。