【ベース修理2】トーン回路は全開でも影響する?
ベース改造
前回ベースの修理/改造をしてこれまであったトーン回路をなくしました。ギターでもそうですが、私はトーン回路使わないのでいらないなと。
たまに「トーン回路は前回でもトーンポッドの残留抵抗があるので、回路自体の有る無しで音が全然違う」とか、「1VOL回路にしたらすごいハイが出るようになった」とかいう情報を目にするので、実際トーン回路の有る無しで録音して比較してみました。
音源+波形比較
録音はベース→プリアンプ→オーディオIFとしています。音作りはほぼせず録音そのままです。
改造前ブリッジPU
改造後ブリッジPU
うーん。。。大して違わないように聞こえる。もう一つ波形で比較してみました。
意外と違いますね。ただやっぱり聞いた感じあまり変わらないんですよね。なんというか音の傾向は同じで少し違うくらいなのでわからないのかなと。
ネックPUとブリッジPUのミックスも比較してみました。
改造前ネックPU+ブリッジPU
改造後ネックPU+ブリッジPU
↓波形比較です。
こっちは音も違いますし波形もまぁそこそこ差があるかなと。高い音域は結構違いますね。
まとめ
今回の結果から
- トーン回路あるだけでも多少違う、けど聞いてもあまりわからんレベルかも
- バランサー回路の場合は聞いてわかるレベルでトーン回路あり/なしの差が出る。
バランサーの方は回路(前回の記事に載せていますが)みると明らかですが、ネック+ブリッジPUの時はバランサーの抵抗値が高くて、トーンをいくら全開にしててもある程度かかった状態になるんですよね。
まぁでもどっちがいいとか悪いとかそういうことではないですよね。好みだと思います。結果的に私は今回の改造によって、前までとは少し高域の設定は変更した方が良い感想です。
もし、バランサー回路積んだベースを持っていて、「アタックがもう少し!」ということであればトーン削除結構おすすめです。トーンなくても、現代の充実した機材環境において不便を感じることはあまりないのではないでしょうか。
こちら前回の記事です。